6年生 匠の技 藤箕作り体験(11月9日)

11月9日(水)

総合的な学習の時間に、熊無探訪2回目に行きました。

今回は、「藤箕づくり体験」をしました。

藤箕とは、古くから使われてきた日本の農業道具です。

現在は、えびす講の際の福箕もつくられています。

特に、論田・熊無地区の藤箕は、室町時代から始まり、

国の重要無形民俗文化財に指定されています。

 

まず、子供たちは、藤箕の材料を栽培している畑を見学

しました。

 

畑には、矢竹、ニセアカシヤ、山桜が植えられていました。

材料を簡単に集めることができるように、植林されたそうです。

 

その後、集会所に戻り、藤箕づくりに挑戦です。

論田・熊無藤箕づくり技術保存会のみなさんにご指導をいただき、

グループに分かれて製作です。

今回は、「花瓶敷き」をつく作りました。

覚える工程が多く、難しそうです。

一通り説明を聞いてから、順番にやっていきます。

 

竹を上下に動かしたり、藤の皮の繊維を編みこんだり、箕太刀で整えたり、、、

「そうじゃないよ、それは上にしなくちゃ」

「持っていてあげるから、竹を差しこんで」

「だんだん、上手になってきたね」

などど、グループでアドバイスしたり、協力したりして、真剣そのものです。

 

 

 

  

慣れてくると、職人さんのような手つきで、作業を楽しむ子供もいました。

どんどん編みあがって行く様子を見て、どの子供も満足そうでした。

~子供たちの感想から~

・一人でつくったら大変だったと思うけれど、グループのみんなとやったので安心してくつることができました。

・保存会のみなさんのおかげで、楽しく藤箕をつくることができました。貴重な体験をさせていただいて、ありがとうございました。

・保存会の方に教えていただいて、チームのみんなと上手につくることができました。少し興味を持ったので、歴史や文化のことをもっと調べてみたいと思いました。

・藤箕つくりは難しかったけれど、楽しかったです。藤箕をつくる手順や材料などについても知ることができて、よい体験だったなと思いました。

・藤箕が「国の重要無形民俗文化財」に指定されていることや、たくさんの種類の植物が使われてできていることが分かりました。初めての体験で不安だったけれど、きれいにつくることができてよかったです。

・保存会の中には、富山から来て下さっている方もいて、藤箕は大切にされているのだなあと思いました。

・1周目の時は難しかったけれど、2周目になると、作業にも慣れて、簡単にできるようになり、楽しかったです。保存会の方が分かりやすく教えて下さったので、感謝したいです。

・藤箕づくり体験をして、物づくりの楽しさが知れて、うれしかったです。

 

熊無自治会のみなさん、論田・熊無藤箕作り技術保存会のみなさん、貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。

3月にも、熊無探訪を予定しているので、次回が楽しみです。