6年生 熊無・論田の歴史と文化財探訪(6月27日)

6年生は、総合的な学習の時間に、熊無と論田を訪れました。

始めに、熊無集会所近くの池に、白とピンク色の睡蓮の花を見に行きました。

睡蓮とハスの花の違いや、池の周りにある枝垂れ桜の説明を聞きました。

 

次は、熊無の専徳寺に行きました。

地区指定文化財の山門やサザンカの花を見てから、本堂を見学しました。

本堂の中の立派な彫刻や柱にとても驚いたようでした。

お寺の歴史や宗教についてのお話を聞きました。

お寺やお宮が地域の大切な場所であり、

地域の方々と密接に関わっている場所だということが分かりました。

 

次に、JA双光支所に行き、国重要無形民族文化財の「藤箕」について教えてもらいました。

「箕」とは、日本の農業道具です。

600年前からこの地区で作り続けられたものですが、現在国内での生産地はとても少なくなっているそうです。

技術の保存と継承に向けての取組がなされています。

9月には、「藤箕づくり」の体験を行う予定です。

 

次に、論田の願正寺に行きました。

本堂に入って、ご住職からお寺の紹介を聞きました。

明治期、雅楽が伝えられたそうで、笙の演奏を聴かせていただきました。

笙は和音を奏でる楽器だそうです。

「越天楽」という曲を聞きました。

本堂に響く笙の音色にうっとりしました。

雅楽の楽器には、篳篥(ひちりき)や高麗笛(こまぶえ)等、色々あるそうで、

本堂には、立派な楽太鼓もありました。

いつか、笙だけでなく、雅楽の演奏を聞いてみたいと思いました。

 

次に、光伝寺に行きました。

今回は、本堂には入りませんでしたが、境内でお寺ゆかりの方々のお話を聞きました。

バスの車窓から、立山連峰を眺めたり、百合の花を見たりしました。

 

次に、お休み処くまなしに寄り、ヤギの餌やりを楽しみました。

 

最後に、集会所に戻り、今日の学習のまとめをしました。

「私たちの地区は田舎だと思っていたけれど、他の地区に誇れるようなものがたくさんあることが分かった」

「自分の住む地区のよさを改めて見付けることができた」

「この地区には、睡蓮や椿など、美しい花がたくさん咲くことが分かった」

「この地区には、立派なお寺や神社がたくさんあって、中を見学することができて楽しかった」

等と、今日の活動を振り返りました。

 

子供たちは、自分たちの住む地区のよさを発見できたようです。

このような学習の場を与えてくださった地域の皆さん、ありがとうございました。

次の藤箕体験も楽しみです。