9年生 酸性、アルカリ性の正体(5月12日)

9年生の理科の学習では、「酸性、アルカリ性の正体」について調べています。

酸性とアルカリ性の水溶液について、電離したときの様子をイオン式で表し、酸性、アルカリ性に共通するイオンを考えました。

酸性は水素イオン、アルカリ性は水酸化物イオンが含まれていると気付きました。

それを確かめる実験を行いました。

緑色のBTB溶液を入れた塩化ナトリウム水溶液にろ紙を浸し、そこに、塩酸と水酸化ナトリウム水溶液を付けました。青色に変わっている部分が水酸化ナトリウム水溶液を付けたことろ、黄色に変わっていることろが塩酸を付けたところです。写真①は水溶液を付けたばかりの様子で、写真②が5分後の様子です。写真②では、黄色が陰極側に広がり、青色が陽極側に広がっています。

生徒たちは、色の変化の様子をじっと見つめ「おー、変わってきた」「少し変化した」などつぶやいていました。

実験結果から、酸性には水素イオンが共通して存在しており、アルカリ性には水酸化物イオンが共通して存在していることが分かりました。

また、教科書に「温泉と酸性・アルカリ性」というコラムがあり、生活の中に酸性やアルカリ性が関係していることも学びました。

授業の振り返りに

「酸性、中性、アルカリ性の風呂に入ってみたい」

「どこかの温泉に入った後、肌がぬるぬるしてたのは、アルカリ性だったと気付き、他の温泉はどうなのか知りたいです」

「実験から、イオンが動くのがびっくりしました」

「酸性には水素イオン、アルカリ性には水酸化物イオンが含まれていることが分かった」

とあり、学習したことや生活と結び付けて考えたことについて書かれた内容が見られました。

次の学習は、中和です。