9年生 身近な水溶液の液性を調べよう(5月11日)
9年生の理科で、身近な水溶液の液性を調べました。
前時までに塩酸、硫酸、水酸化ナトリウム水溶液、アンモニア水、石灰水、酢酸について、BTB溶液やフェノールフタレイン溶液、マグネシウムリボンの反応、電流が流れるかについて調べました。
酸性の水溶液は、塩酸、硫酸、酢酸でマグネシウムリボンと反応し、水素が発生すること、電流が流れることが分かりました。
また、アルカリ性の水溶液は、水酸化ナトリウム水溶液、アンモニア水、石灰水で、マグネシウムリボンとは反応せず、電流が流れることが分かりました。
今日は、各自で自分が調べたい水溶液「オロナミンC」「モンスターエナジー」「ハトムギ茶」「カフェ・オレ」「エナジードリンク ゾーン」を持ってきました。
色の濃い水溶液は、精製水でうすめて実験をしました。
「オロナミンC」と「エナジードリンク ゾーン」 「ハトムギ茶」
「モンスターエナジー」 「カフェ・オレ」
結果は、
酸性の水溶液は、「オロナミンC」「モンスターエナジー」「エナジードリンク ゾーン」。
中性の水溶液は、「ハトムギ茶」「カフェ・オレ」。
アルカリ性の水溶液は、ありませんでした。
子供たちは、結果に「やっぱり、中性か」「へぇー」「塩酸と同じ酸性なんだ」と納得したり、驚いたりしていました。
上の2枚の写真の右から3本目の試験管にフェノールフタレイン溶液、右から2本目の試験管にBTB溶液を加えて反応を確認しました。
「エナジードリンク ゾーン」にBTB溶液を加えると、うすい黄色になりました。
「ハトムギ茶」以外は、電流が流れました。
さらに詳しく調べるために、pH試験紙を使いました。pH試験紙を使うことで、それぞれの水溶液の酸性、中性がはっきりと分かりました。
以下のような内容を振り返りに書いている生徒がいました。
「エナジードリンクは、電解質の物質が溶けており、酸性であることが分かりました。」
「いつも酸性の液体を飲んでいることに驚きました。」
これから、さらに詳しく酸性、アルカリ性について学習していきます。学習した内容と生活とを結びつけて考えていきたいです。