9年生 ヒロシマ被爆体験伝承講話(7月29日)
5,6限 外部講師をお招きし、ヒロシマの原爆による被爆体験の伝承講話を聴きました。
今回お話をしてくださった橘さんは、
1945年8月6日、当時被爆された方々の体験の伝承と
核兵器廃絶のための活動をしておられます。
今日は、2人の被爆者の方の実体験をお話してくださいました。
1人目は、爆心地から1.3km離れた場所に勤務して被爆された当時17歳の方。
若かったこともあり、会社の座席が、柱の陰だったことから偶然命は助かったが、
その後、街や自分の家族の状況があまりに悲惨であったこと。
翌日リヤカーで黒焦げの妹さんの遺体が運ばれてきた。
妹さんは前日まで日記を付けていて、その内容は本当に普段の日常が綴られていて、
本当に原爆投下は唐突に日常を奪っていったことが分かるということ。
2人目は、「海の特攻隊」の少年兵として広島入りしていた当時16歳の方。
原爆投下翌日、看護を命じられ広島入りしたものの、
待っていたのは誰やも分からない遺体を山積みにしては焼却する仕事だったこと。
火の手が上がった家の中から助けを求められたのに、
それを振り切ってその場を去ってしまったことが
ずっと心につっかえていること。
橘さんの「語り一本」の1時間でしたが、
生徒たちはメモを取りながら真剣に聴いていました。
何人かの感想を紹介します。