7、8年生 キャリア教育講演会(2月27日)

7、8年生対象にキャリア教育講演会を行いました。

柿太水産の代表取締役の方を講師にお招きし、演題「一つのことをやり続けること ~少数派をおそれない~」についてお話を聞きました。

柿太水産の歴史、発酵食品、特に「こんかづけ」に力を入れている経緯、2024年1月1日に起きた能登半島沖地震からの復興等の話を聞きました。

その中で、発酵食品の「こんかづけ」に力を入れたのは、「周りの誰もやっていないことをやろう」という気持ちからでした。

発酵食品のよさ、「こんかづけ」の作り方等も聞き、「こんかづけ」を使ったおにぎりと味噌汁の試食をしました。

      

「こんかづけ」は独特なにおいやくせのある味がします。
講師の先生は「『こんかづけ』が好きな人は、10人に1人しかいないとよく言われています」と紹介されました。

まず、においを嗅ぎます。
独特なにおいで顔がゆがむ生徒もいました。
試食すると、「しょっぱい」「味が濃い」「ちょっと苦手だなあ」という声と、「おいしい」「私は、10人に1人かもしれない」という声が聞こえてきました。

 

次は、味噌汁の試食です。
中には、とろろこんぶとわかめと煮干しが入っています。
この味噌汁は、能登半島沖地震の水不足の際に、洗い物を少なくしようと考えられました。
箸の代わりに、煮干しで味噌ととろろこんぶを混ぜ、おいしい出汁も出るという一石二鳥の味噌汁です。
「おいしい」「おかわりがほしい」という声が聞こえました。

 

最後に、
「おいしい発酵食品をたくさん食べて免疫力をつけ、ストレスをなくそう」
「人と人とのつながり、助け合う気持ち、感謝を忘れずに」
と話をされました。

 

生徒の感想です。

・困難に直面したときに、たくさんの人たちに助けられ、「こんかづけ」や発酵食品のよさを伝え続けていることがすごいと思いました。そして、「人との縁を大切にする」「恩は2倍にして返す」という言葉が心に残りました。

・何をするにも、興味をもつことは大切だと分かりました。他にも、「友をもつことで、助け合いができる」など、たくさんのことを学びました。

 

講師の先生方、大変貴重な体験をさせていただき、また、心に残るお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
今日学んだことを、これからの生活に生かしていけたらと思います。