8年生 いのち(6月16日)
6月16日(木) 3限
「ウェルカムベイビー👶」事業として、
助産師の岩田先生と大森先生、地域子育てセンターから濱下先生をお招きしてお話をうかがいました。
全員、何やら小さな紙を掲げて、じっと見ています。
この小さい紙には0.2mmという小さな穴が開いています。
これが受精卵の最初の大きさ、つまり命のはじまりの大きさ。
ここからお母さんのお腹の中で何倍もの大きさになります。
岩田先生からは、受精卵ができる確率、安定期に入るまでの危険性についてのお話もあり、
命が生まれてくることが奇跡的であることを知った生徒たち。
その後、赤ちゃん人形で、抱っこの体験をしました。
まずは、お腹の中にいる、こんなに小さい時期からです。
次第に大きくなっていく…
そーっと、そーっと
そして、めでたく誕生。
抱き方のポイントも教わりました。
思春期真っただ中の生徒たちに、岩田先生は
新しい命をつくれる体になってきている自覚をもち、
・性は決して「いやらしいものではない」こと
・「正しい」性の情報を「見極める」こと
・「自分の未来」を考え、しっかり考えること
・「相手を思いやる」こと
そして、
・困ったときには、大人や相談機関に「頼る」こと
を熱く語ってくださいました。
5限は、地域子育てセンターとリモートでつなぎ、
1才のお子さんとお母さん、6か月のお子さんとお母さんにお話をうかがいました。
画面越しとはいえ、赤ちゃんが映ると生徒たちの顔もほころびます😊
お母さんたちからはライフプランのお話をしていただきました。
ご自分の思い描いていた人生設計と現実との違いなど、
とても真に迫った内容でした。
その後、生徒たちも、「今のところ」のライフプランを立ててみました。
「ここで一人目生まれて…」
「いや、ここらで車買うからお金なくなるな~」
など、悩みながらも、その姿はとても楽しそうでした。
生徒たちの感想です。
出産の大変さについて知りました。お腹がどんどん大きくなるだけでも大変なのに、
腰痛やつわり、精神的なものもあると知り、なんて大変なんだ、と思いました。
そして狭いお腹の中で、短い間に何倍にも大きくなる赤ちゃんを育てる女の人はすごい、と思いました。
受精して、赤ちゃんとして生まれてくる確率があんなに低いとは知りませんでした。
だから同級生がこれだけいることもすごいことだと感じました。
赤ちゃんの人形を抱いたとき、予想していたより重たくて、この重みを抱えながら生活するのは
すごく大変そうだと思いました。
僕は男子で、「赤ちゃんの話なんて関係ない」と思っていたけれど、今日の2時間を通して、
相手のことも考えなければいけないのだと気付きました。子育ての大変さも教えていただいたので、
忘れないでおきたいです。
今日のお話を聞いて、自分がすごい確率で生まれてきていることを実感しました。
そして、私の家族が一人でも欠けていたら、私は生まれていないのかもしれない!と思いました。
これからの人生の計画を立てていると、先のことが少し楽しみになってきました。
今日のお話を聞いて、自分の親がどれほどつらい思いをしたのかが分かりました。
そして、自分を育ててくれた両親に感謝し、この命を大切にしようと思います。
また、自分が「親」という立場になったとき、子育てを頑張ろうと思いました。
今日は、いろんな視点から「いのち」について考えることができました。