いざというときに

6月23日(水)

今日、12時ごろドクターヘリが十二町小学校に降りると消防から連絡がありました。
程なくして、消防車が来てグラウンドに水をまき、砂や小石がヘリコプターが起こす風で飛ぶことを防ぎました。救急車もグラウンドに入り、緊迫した雰囲気になったのですが、詳しく確認したところ、ドクターヘリで搬送する必要はなく、ドクターヘリは来ませんでした。

ほっとするとともに、救急車で運ばれた方が大事ないことを祈ります。

そのときに、心温まる話がありました。
ドクターヘリに備えて、教員が窓を体育館の下の窓が開いていることに気付き、閉めようとしたところ、すでに閉まっていました。不思議に思ったのですが、その時は誰か教員が閉めたのだろうと考えました。
給食後に、教員が体育館の下の窓を開けようとしていると、5年生の男子が「先生、その窓はぼくが閉めたので、ぼくが開けます」と声をかけて、開けてくれたそうです。
その子供は、「ドクターヘリが来るので窓を閉めてください」という放送を聞いて、自分で考えて体育館の下の窓を閉めに行ったそうです。そして、給食が終わり、自分が閉めた窓を自分で開けようとしてくれたのだそうです。

誰かに言われなくても、自分で考えて行動できる姿が、職員室の話題になり、みんなで感動しました。

いざというときに、本当の姿が現れると言います。
進んで動いた子供の本当の姿を見ることができました。