イタセンパラ教室 産卵について学ぶ 5年生

今日のイタセンパラ教室では、学芸員の方から産卵についてのお話を聞きました。

イタセンパラの産卵期は9月~10月で、日の長さと水温から秋の訪れを知るのだそうです。

イタセンパラは、3.5㎝から4㎝の大きさに成長すれば産卵できます。

これまで1日4回の餌やりを続けてきたことによって、

本校のイタセンパラもこの大きさに成長しました。

イタセンパラの雌は、貝の中に卵を産むため、水槽の中の土に貝を埋めます。

イタセンパラの産卵管を入れる貝の出水管が上になるように

埋める向きを教えていただきました。

子供たちは慎重に向きを確認しながら貝を埋めました。

貝の中に産んだ卵が魚になるためには、

5度以下の水温で90日経過する必要があるとのことです。

温暖化が進むと、この条件を満たさない地域が増え、

ますますイタセンパラが希少な魚になるでしょう。

ここ十二町は条件を満たしているので、来春、稚魚が出てくる可能性があります。

今後も、餌をやり続け、イタセンパラの産卵を応援していきます。

 

イタセンパラがやってきた 5年生

学芸員の方がイタセンパラの稚魚を持ってきてくださいました。

初めて見るイタセンパラの稚魚に子供たちは驚き、

「メダカみたい」とつぶやいていました。

よく見ると、やはりメダカと魚の形は違い、全体に薄赤色でした。

イタセンパラを傷付けないように気を付けながら、

これから飼育していく水槽に移しました。

イタセンパラの餌はこまめにやる必要があります。

大きく育つように、休み時間や帰り際に餌をやることにしました。

大切なイタセンパラの飼育・観察に力を合わせて取り組んでいきます。

イタセンパラ教室 5年生

イタセンパラは、国指定天然記念物です。

十二町小学校では、毎年、5年生が、総合的な学習の時間にイタセンパラの研究を行います。

今日のイタセンパラ教室では、学芸員の方が、

イタセンパラが食べているもの、イタセンパラの体の形の秘密等、

興味深いお話をしてくださいました。

イタセンパラはなぜオスの方がきれいな色なのか、

なぜ水槽の中より自然の方が発色するのかなど問われた際、

子供たちなりに考え、答える姿も見られました。

 

学校の近くの万尾川にイタセンパラが見られるようになるのは、5月20日ごろだそうです。

全国的には生息地域は少なく、数も減少しているとのことです。

貴重な生物であるイタセンパラについて、今後も調査・観察を続けていきます。

 

 

 

9月12日(木)イタセンパラ教室

イタセンパラを飼育するために、水槽の準備をしました。砂や水を入れて準備ができました。

来週イタセンパラを水槽に入れる予定です。グループで雄と雌の数を変えて飼育していきます。

オニバスの様子も見ていただきました。水中に閉鎖花がありましたが、水上には開放花はありませんでした。これから咲くのかな?オニバスの葉は50センチくらいになりました。

5月27日(月)イタセンパラ・オニバス教室

外の水槽で飼育していたイタセンパラを玄関ホールの水槽に移しました。子供たちは、イタセンパラにストレスがかかるのではないかと心配していましたが、「藻等隠れるところがあるから大丈夫だ」と言われて安心したようでした。

外の水槽は5・6年生できれいに洗いました。今年度は、この水槽で5年生がイタセンパラの飼育をします。

4年生の子供たちが、オニバス池の観察をしていました。

「今年こそ大きなオニバスに育ってほしい」と願い、藻が多いことを心配しています。

イタセンパラもオニバスも天然記念物です。専門家の方に教えていただきながら、飼育と観察を続けていきます。

3月8日(金)イタセンパラ教室

イシガイにイタセンパラの卵が産み付けられているか、調べることになりました。

水槽からイシガイを取り出し、特別の器具でイシガイをそっと開けてみました。

残念ながら学校で飼育していたイシガイには卵が産み付けられていなかったのですが、学芸員さんが持ってきてくださったイシガイには卵が産み付けられていました。縦に7個クリーム色の卵が見えました。この後どのようになるのか楽しみです。

2月5日(月)イタセンパラ教室

5年生が、イタセンパラについて体験してきたことや調べたこと等をまとめ、来年度イタセンパラについて学習する4年生に伝えました。

スライドで発表した後、クイズを出して楽しく伝えることができました。

5年生は、毎日イタセンパラの観察をしています。どのようなことを観察しているのか、実際にイタセンパラを飼育している水槽を見ながら4年生に説明しました。

天然記念物のイタセンパラを守るための活動は続きます。

10月20日(金)イタセンパラが病気?

イタセンパラの体に斑点ができました。

「病気かもしれない」と子供たちは大騒ぎ。心配になっていろいろ調べました。どのように治療すればよいのか分からず、学芸員の方に相談しました。すると来てくださいました。

これは、病気ではなくクリノストマムという寄生虫が原因のようです。治療はしなくてもよいそうです。心配することはありません。水温が下がり、抵抗力が下がったために寄生虫が体内に入り込んだのかもしれないということでした。

子供たちは、一安心。

これからも、毎日イタセンパラの観察を続け、飼育をしていきます。

 

9月20日(水)イタセンパラの飼育活動開始

5年生は、これまでイタセンパラの生息場所や生態について学んできました。

いよいよイタセンパラの飼育活動が始まります。

まずは、水槽の中に砂の山を作り、二枚貝を入れました。

二枚貝の向きを間違えないようにしないと、息ができなくなるそうです。

みんな、慎重に二枚貝を入れました。

雄と雌の見分け方について教えていただきました。しりびれが黒いのは雄だそうです。

それぞれの水槽に、雄と雌の数を変えて入れました。

イタセンパラが驚かないように、そうっと入れています。

水槽にふたをかぶせました。

イタセンパラは敏感な魚なので、1日に何度も見に来ない方がいいそうです。

「全校のみんなにお知らせしよう」子供たちから声が上がりました。

 

天然記念物のイタセンパラを飼育できる小学生は、おそらく十二町小学校の子供たちだけでしょう。

これからみんなで大切に育てていきます。

9月8日(金)イタセンパラ教室

今回のイタセンパラ教室は、イタセンパラ保護池で行いました。

池の中に入って調査するために、みんな胴長をはき、ライフジャケットを身につけました。

 

学芸員の方と一緒に池に入って、調査開始。

池に仕掛けた網の中にはドジョウやオタマジャクシなどがいました。イタセンパラもいました。

池から上がって、網に入っていた魚の観察をしました。

イタセンパラとタイリクバラタナゴはとてもよく似ていました。

でも、子供たちは見分けることができます。

 

これから学校で飼育活動が始まります。そのために水槽の環境を整えました。

どのように飼育するのか、どのようなことに気を付ければよいか、子供たちの追究活動は続きます。

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