これがオニバスの種?

これまでオニバスのつぼみはいくつも出てきましたが、

今日現在、1輪も開花していません。

少し先端が開きかけ、紫の花が見えたつぼみもあったのですが、

待っても待っても花が咲きませんでした。

多分、閉鎖花なのでしょう。

咲かないのは残念ですが、閉鎖花の方が種を多く残すそうです。

オニバスの葉の近くに赤い物がいくつも浮いていました。

何かの花びらが風に飛ばされてきたのかと思って近付いてみると、球状の物体でした。

これがもしやオニバスの種?

調べてみると、薄紅色の仮種皮に覆われていることが分かりました。

オニバスの種に間違いないと思われます。

この種は、しばらく浮遊した後、水底に沈むそうです。

翌年発芽する種は少なく、数年から数十年休眠してから発芽することもあるとのことです。

花は咲かずとも、確実に子孫を残しているオニバス。

今後も観察を続けます。

オニバスの秘密

4年生がオニバスの観察を行いました。

まず、オニバスのつぼみに注目し、

紫色の花がほんの少し見えることに気が付いて報告していました。

閉鎖花や開放花かはまだ分かりませんが、

たとえ閉鎖花であっても、種がたくさんできることを知り、

つぼみができたことを喜んでいました。

また、葉の上にズックを乗せても沈まないことに驚き、

他の植物と違って頑丈で幅がある葉脈の働きと結び付けて考えていました。

葉の表や裏、つぼみや茎等にもとげが生えているのは、

オニバスが自分の身を守っているからだという意見も出ていました。

これからも、十二町の宝であるオニバスの秘密を探っていく姿を期待しています。

 

出た!オニバスのつぼみ

オニバスのつぼみを発見しました。

猛暑のため、池のオニバスはうまく育ちませんでしたが、

日影になる飼育ケースのオニバスは葉を広げています。

その葉につくつくとがった物が見つかったのです。

オニバスは夏に花が咲くことが多いのですが、10月になってつぼみが出てきました。

とげがあり、太く厚みのある葉脈が裏側についている大きなオニバスの葉。

その葉を突き破って出てきたつぼみも頑丈そうです。

つぼみの下部にはたくさんとげが生えています。

つぼみが出たことに子供たちは喜んでいましたが、

つぼみが出たからといって、必ず花が咲くわけではありません。

オニバスには開放花と閉鎖花があるのです。

開放花は紫と白でとてもきれいなのですが、

開放花よりも閉鎖花の方が多いそうです。

閉鎖花は閉じたままなのに自家受粉し、開放花より種がたくさんできます。

一年草のオニバスが子孫を確実に残すために知恵を働かせているかのようです。

このつぼみはどちらなのでしょうか。

今後も観察を続けます。

 

 

 

オニバス池の水草とり 4年生

4年生は、オニバスが育ちやすい池にするために、

先日、手の届く範囲で水草をとりました。

今日は、池の中に入り、手の届かなかった部分の水草もとりました。

何度も何度も水の中に手を入れて、

一生懸命作業に励みました。

学芸員の方や14才の挑戦でひみラボ水族館に来ている中学生も

一緒に作業してくださいました。

オニバスのためにこれからも環境を整えていきます。

栽培が難しいオニバス 4年生

4年生がオニバス教室で、学芸員の方に相談しました。

なかなか大きい葉っぱにならないことを心配しているのです。

オニバスは、今、池に浮かんでいる葉っぱ自体が大きくなっていくのではなく、

次々と前より大きな葉っぱが出て切り替わっていくのだそうです。

水草が多いと育ちにくいため、手の届く範囲の水草を抜きました。

 

今度は、池に入って抜くことも話し合いました。

もっと大きく育つように考えながら、栽培・観察を続けていきます。

オニバス池で 

昼休み、オニバス池に4年生が集まっています。

小さなオニバスの葉っぱがあちらこちらに浮かんでいます。

アサガオの双葉に似た形です。

小さなオニバスが育ちやすいように、池に飛ばされてきたものを取り除く4年生。

飛ばされてきたのは、なんと昨年咲いたアジサイの花がら。

池の側に植えられているアジサイの昨年の花がらがそのまま残っていて、

強風で池に飛ばされたようです。

オニバスのために、池の環境を守っている4年生が頼もしく見えました。

「蓮の花がきれいに咲いています」

見てみると、オニバスではない蓮が花を咲かせていました。

今後、オニバスが順調に育ち、花を咲かせる日が来ることを願っています。

 

オニバス教室 4年生

十二町小学校では、毎年、4年生が、総合的な学習の時間に

オニバスの栽培・観察に取り組んでいます。

今日は、学芸員の方や教頭先生の説明を聞いたり、用務員の方の様子を見たりしながら、

オニバス池の土を踏んだり、掘って返したりして空気を入れる作業をしました。

最初はおそるおそる池に足を踏み入れた子供たち。

その後は、汚れることをそれほど嫌がることもなく、力を合わせて作業に取り組みました。

  

昨年、栽培に取り組んだ5年生が二階の窓から顔を見せ、応援しています。

また、下学年の子供たちも興味津々で様子を見に来ました。

4年生のこの活動は、十二町小学校の風物詩と言えるでしょう。

池の全面に肥料をまいて、オニバス池の今日の手入れが終わりました。

オニバスが育つための第一歩を踏み出した4年生。

今後の活動も楽しみです。

8月7日 (水)オニバス池

今日のオニバス池の様子です。

きれいな蓮の花が咲いています。(オニバスの花ではありません)

池の中でも、校舎側のオニバスが大きくなってきました。直径30センチくらいのものもあり、葉はかたく、裏にはとげがついています。中央のオニバスの葉は、まだ柔らかくハート型をしています。

5月27日(月)イタセンパラ・オニバス教室

外の水槽で飼育していたイタセンパラを玄関ホールの水槽に移しました。子供たちは、イタセンパラにストレスがかかるのではないかと心配していましたが、「藻等隠れるところがあるから大丈夫だ」と言われて安心したようでした。

外の水槽は5・6年生できれいに洗いました。今年度は、この水槽で5年生がイタセンパラの飼育をします。

4年生の子供たちが、オニバス池の観察をしていました。

「今年こそ大きなオニバスに育ってほしい」と願い、藻が多いことを心配しています。

イタセンパラもオニバスも天然記念物です。専門家の方に教えていただきながら、飼育と観察を続けていきます。

1 2 3 4