十二町の未来について
1月28日(金)
5年 総合的な学習の時間
地域から先生を招いて、十二町地区の農業の様子や課題についてお話を聞きました。
まず、十二町の昔の様子について教えてくださいました。
治水工事の記録が下久津呂の石碑に書かれていることや、積村さんが富山県にかけ合って、当時の最先端の稲作環境を整えてくださったことを教えていただきました。
次は、質問コーナーです。
子供たちは、これまでに総合的な学習の時間で学んだことを振り返っていたので、一人一人が質問することを考えていました。
「水はどこから引いているのですか」
「農業を守るために私たちにできることはありますか」
「プランクトンが増えるにはどうしたらよいですか」
「現在の十二町の農業の様子を教えてください」
「十二町の農業の歴史について教えてください」
「農業について困っていることはありますか」
よく考えられた質問がたくさん出ました。
先生は、主に次のように答えてくださいました。
〇昔は、伝馬船を使って米を運んでいた。
〇積村さんが農地改革を進めてくれたおかげで作業をしやすくなった。次の時代の人のために、農作業をしやすい田にするよう県にお願いしている。しかし、農業の後継者が少なくて困っている。
〇十二町の人には自分が選んだ幸せになってもらいたい。その中で、この十二町を守っていける人が出てきてくれると嬉しい。十二町を大事にしてもらいたい。
〇農薬の量に気を付けている。今のようにしていくとプランクトンにもよい農業ができると思っている。
〇これからの農業として、ドローンを使ったり、スマート農業をしたりすることを考えている。
先生の、十二町や子供たちに対する優しさと、十二町を大切にしようという強い気持ちが伝わってきました。
子供たちは、先生から学んだことをもとに、自分たちで考え、行動してくれるのではないかと思えるほど、最後まで真剣に話を聞きました。
その姿に、成長を感じました。