あたたかい心で

11月30日(火)

2年 道徳

「ぐみの木と小鳥」という、お話をもとにあたたかい心について話し合いました。
このお話には、ぐみの木と小鳥とリスさんが出てきます。
「最近、友達のリスさんの姿が見えないんだ」とぐみの木が心配をするので、小鳥が見に行きました。
すると、リスさんは病気で寝込んでいました。小鳥は次の日もその次の日もリスさんのために組の実を運ぶようになりました。しかし、ある日嵐になってしまいました。小鳥は考えた結果、嵐の中グミの実を届けにリスさんのもとへ飛び立つというお話です。
子供たちは、
「リスさんに早くよくなってほしい」
「リスさんは何も食べていないだろうな」
「ぼくもリスさんの友達になりたい」
と、嵐の中飛び立つ小鳥になりきって話し合いました。
話合いの最後に、
「発表できなかったけれど、〇〇君と同じ意見でした」という発言が聞かれました。
発表できなくても、一生懸命に話を聞いて、考えていたことがよく分かります。
話合いはいろいろな意見が出て盛り上がったようでした。

小鳥の気持ちを考えた後、先生が「小鳥さんが届けたものは何だったでしょう」と問いかけました。
「グミの実」「小鳥とグミの木の愛情」「がんばれという気持ち」「優しさ」「思いやり」
と、いう言葉が返ってきました。
子供たちのあたたかい心の中が見えたようでした。
この子供たちは誰か困っている人に、授業で言ったことを届けることができるのだろうと思いました。

話合いの後、授業を振り返って感想を書きます。

集中して書く姿から、今日の授業が充実していたことが伝わってきます。

今日の授業で話し合ったあたたかい心が、いつか発揮されることを楽しみにしています。