5/29 第2回イタセンパラ教室

万尾川に入り、イタセンパラの仔魚を観察しました。水深が深く、なかなか探すことはできませんでしたが、約10匹採集しました。体長は1~2㎝でした。 元気に育ってほしいです。

万尾川に入り、イタセンパラの仔魚を観察しました。水深が深く、なかなか探すことはできませんでしたが、約10匹採集しました。体長は1~2㎝でした。 元気に育ってほしいです。

西尾主任学芸員と川上研究員が来校し、第1回イタセンパラ教室を行いました。西尾さんが持ってきてくださったイタセンパラの標本を見て話を聞きました。説明を受け、さらに疑問をもった子供がいました。

中谷内川でとれたフナを試食しました。あまからい味付けで、パリッと焼いてあり、とてもおいしかったです。
「フナはおいしくてイタセンパラはおいしくない」と聞いていたのですが、実際にフナを食べてみて、「本当においしい」ということを実感することができました。

イシガイを開いて、たまごが産み付けられているかを調べました。

イシガイはどこにいるかな?

飼育水槽の状態を確認しました。


「イタセンパラ米」を炊いて試食。「あまーい!」という歓声があがりました。


ナマズの仲間であるパンガシウスをフライにして試食しました。白身魚のおいしさを味わいました。パンガシウスは外来種です。つかまえた後、食べることで、外来種の数を減らすことができます。

ひみラボでは、研究員の川上さんが撮影されたイタセンパラの産卵の様子を見せていただきました。オスもメスも、子孫を残すのに必死な様子を見て、自然界のきびしさを痛感しました。
イタセンパラ保護池には、いくつもの池があり、それぞれでイタセンパラが育てられていました。未来の万尾川からイタセンパラがいなくなってしまったときのことを考え、今のうちから対策をしておられるそうです。
西尾さん、川上さんの様々な取組を知り、「ぼくたちもイタセンパラをたくさんの人に知ってもらいたい」という気持ちを高めました。

秋の万尾川調査へ出かけました。
産卵期を迎えたイタセンパラ。オスは紫がかった美しい色の体をしていました。そして、メスの産卵管からは黄色くて細長い卵がたくさん!モンシロチョウの卵によく似ていました。
他にもモツゴやタモコロ、オイカワなど、多くの水生生物を見付けることができました。

前日の雨で水温が低く、残念ながら下流にはイタセンパラはいませんでした。それでも、ヨシノボリ、キタノメダカ、フナ、タモロコ、エビ、シンジコハゼ、タイリクバラタナゴ等、様々な魚が網にかかっていました。
次回上流にリベンジ!産卵期を迎えたイタセンパラに会いに行きます!待っててね!
