【4年生】心に残った「一つの花」
6月13日(金)
国語「一つの花」を読み進めてきました。
「お父さん」と「お母さん」それぞれの「ゆみ子」に対する思いを会話や行動から確かめたり、戦争中と十年後の場面を比べて、最後の場面に「一つだけ」が出てこない理由を考えたりするなど、戦争の時代背景を理解しながら、考えを深めてきました。
今日は、「登場人物の行動や言葉の中から、心に残ったことを理由とともにまとめよう」という課題で、ノートに考えをまとめました。
理由の中にも、自分の考えが入るように、書いたものを見直し、グループで発表しました。
友達と選んだ会話や行動が同じでも、理由が違っていて、「そういう考えもあるんだな」と話す子供もいました。
子供たちの心に残ったところを紹介します。
・ぼくは「何も言わずに乗って行っていました」という場面が心に残りました。なぜかというと、父が「ぼくは、多分帰れないがゆみ子なら大丈夫だろう」と安心しているように感じて、悲しそうでかわいそうと感じたからです。
・わたしは、「ゆみ子のにぎっている、一つの花を見つめながら」が心に残りました。理由は、そのときのお父さんの気持ちでは、ゆみ子とお母さんにはもう会えないかもしれないから、お父さんと同じ気持ちで悲しく感じたからです。
・わたしは、「母さん、お肉とお魚どっちがいいの」が心に残りました。理由は、まだ戦争が激しかったころ、おいもや豆やかぼちゃなどしかなかったけれど、十年後はお肉やお魚がある時代になって、平和になってよかったなと思ったからです。
ご家庭でも、子供たちにぜひ感想を聞いてみてください。