学校のためにできることを 6年生

急に気温が下がり、木枯らしと思われる強い風も吹く日が見らるようになりました。宮田小学校の校舎周りの木々も色とりどりに色付きました。

今年もたくさんの葉が登校坂や駐車スペース、グラウンド等に落ち始めました。落ち葉が放置されると、見た目がよくないだけではなく雨や露にぬれると滑りやすく、危険なときがあります。

6年生が「全校のみんなが使う場所をきれいにしたい」という思いをもち、玄関前や第1グラウンドへ降りる階段、第2グラウンド等、きれいにしたい場所を決めて、落ち葉掃きチョボラに取り組みました。始業前の短い時間でしたが、宮田小学校の最高学年として、できることを考えて行動したことで、清々しい1日のスタートとなりました。

 

今日は、島尾地域資源保全会の方がはまなすロードに並べるプランターに花苗を植える作業をされる日でした。校舎3階から地域の方の作業の様子を見た6年生は、「パンジーを植えている。自分たちも手伝いたいな」「中休みまで作業をされているかな?」など、地域の方の活動に関心をもち、自分たちにできることを行動に移すことを考える言葉が聞かれました。総合的な学習の時間に取り組んでいる「つながりプロジェクト」が確実に進んでいることが分かり、うれしく思いました。

島尾地域資源保存会の方が植えてくださったプランターは、雪が降る前に宮田小学校玄関前に移動し、春まで大切に育てていきます。

 

社会福祉協議会の方と福祉について学ぼう(6年生)

子供たちは9月に行った一人暮らしの高齢者宅を訪問する「花鉢プレゼント訪問」の活動の中で、自分たちと地域の方々をつないでくださった社会福祉協議会の方々の存在に興味をもちました。「社会福祉協議会では、どのような活動をしておられるのだろう」「花鉢プレゼント訪問でお世話になった方々に感謝の気持ちを伝えたい」と疑問や願いをもち、ゲストティーチャーとしてお招きしました。

導入のアイスブレイクでは「フープダウン」というゲームを実施しました。フラフープを支えているのは、グループのメンバーの人差し指のみ。声をかけずにフラフープを上げたり下げたりするのですが・・・なかなかタイミングがつかめなかったり息が合わなかったりして苦戦しているグループもありました。

講義では、社会福祉協議会の活動内容や、活動する際に大事にしておられる概念について教えていただきました。また、「地域にはどんな方々が暮らしているのだろう」「自分たちがしていること、してきたことで地域の役に立っていることは何だろう」と自分たちの生活に下ろして考える活動もありました。子供たちからは、「通学路に立ってくださる地域の方がおられるよね」「最近、老人ホームや保育園に訪問に行ったけれど、他にどんな方がいるのかな」「自分は地域の役に立っているのだろうか・・・」「自分がいつも何気なく行っていることが、地域のために役に立っているのだな」と素直なつぶやきや自分自身を振り返る姿が見られました。

子供たちの振り返りの紹介します。

・社会福祉協議会は地域全体を見て、困っている人に寄り添い、支えていることを知った。とても素晴らしいお仕事だなと思った。

・「福祉」と聞くと介護や高齢者の方のお世話のイメージがあったけれど、子育て支援や除雪活動など、地域全体の支えになる活動を計画したり実施したりされていると知って驚いた。

・社会福祉協議会は学校、学童保育、老人会、青年団、自治振興委員など、たくさんのつながりをもっていることを知ってすごいと思った。

・先日の花鉢訪問を手伝ってくださった宮田地区社会福祉協議会の方々は、みなさんボランティアの  方々だと知って驚いた。感謝の気持ちを伝えたいし、自分もみなさんのような地域をつなぐ存在になりたい。

・フープダウンのように、地域でつながりを深めていく際にもみんなの心が同じ方向を向いていないと上手くいかないのだなと思った。

・毎日当たり前にしている行動でも地域のためになっていると知ることができた。これからは今までよりも明るい声で挨拶をして、地域を元気づけたい。

今後は、宮田地区の社会福祉協議会の方々をお招きし、花鉢訪問でお世話になった感謝の気持ちを伝えたり、社会福祉協議会の方々がどんな思いや願いをもって活動をしておられるのかインタビューをしたりする活動を予定しています。地域のために自分たちができることについて、考えを深めていきましょう。