ナップサック作成中

11月13日(金)

5年 家庭科

2学期は、ミシンを使ったナップサックの作成に取り組んでいます。
今は、1組も2組も、袋の脇を縫うところまで仕上がりました。
後は、難関の袋の口の部分です。
まずは、布を折り曲げて、まち針で止め、しつけ縫いをします。

1学期にした、針に糸を通す学習を思い出しながら、自分の力で挑戦です。


うまくいかなくても、何度もやり直します。
机の上の糸が、粘り強く取り組んだ証拠です。

しつけが終わったら、いよいよミシン縫いです。家庭科室に移動します。

ミシン縫いでは、縫い初めと縫い終わりに「返し縫い」をする必要があります。
スタートボタンを押して縫っている途中で、タイミングよく、ミシンに付いている「返し縫いボタン」を押すという操作をしなくてはいけません。
これは、子供たちにとって、非常に難易度が高い操作です。
そこで…

こんなときには、友達の力を借ります。
ミシンに向かって左側の子供が、自分の布を縫い、返し縫いをする場所がきたら、右側の子供に「はい」という合図を出します。右側の子供は、タイミングを合わせて、「返し縫いボタン」を押してあげます。
「運転席」と「助手席」に座っているイメージです。
一人が終わったら、席を交代します。
こうすると、二人で確認しながらの作業になるので、両方とも心強く、集中することができます。
 
 
「〇〇君、ぼくの助手席に乗って」「ぼくの相方、こっちに来て」「よかった、できた。ありがとう」
ほほえましい会話が聞こえてきます。

5年生は、ミシンの学習を初めて間もないので、ペアで作業ができれば、ねらいは十分達成したと思っていました。
ところが、そのうちに、自信をもった子供が、「先生、一人でやってみてもいいですか」と確認にきました。
もちろん、OKです。
 
こうやって、子供たちは自分の力で新しい課題にどんどん挑戦していきます。
そして、成功体験を積んだり、時には失敗してやり直したりしながら、自立していくのでしょう。
友達と関わりながら、主体的に学習に取り組み、成長していく子供たちの姿を、いつも感心して見ています。