スクールカウンセラー 心の授業

宮田小学校では、金曜日の午前にスクールカウンセラーの二上先生が勤務されています。スクールカウンセラーの先生は、子供たちが困っていることに寄り添って、解決に向けて一緒に考えてくださるお仕事をされています。

2学期は担任の先生と一緒に、今年度のアクションプラン1「豊かな心」で取り組んでいる「ほかほか言葉」について考える「心の授業」もしていただいています。

先月29日、2年生で「心の授業」が行われました。

 

2年生は、「ほかほかことばとちくちくことば」について学習しました。

スクールカウンセラーの二上先生が用意してくださった毛糸玉とちくちくボールで、ほかほか言葉とちくちく言葉を視覚的にイメージすることができました。

ほかほか言葉とちくちく言葉を選び分けた後、自分がかけてもらいたいほかほか言葉を確認し合いました。

2つの言葉をかけられたときの気持ちも、ロールプレイを見て考えました。

また、ちくちく言葉を使いたくなった時の対処法として、「6秒ルール(6秒間深呼吸をする)」やその場を離れること等を教えていただきました。

活動を通して、ほかほか言葉は友達と仲良くなれる大事な言葉であることを学びました。

 

10月13日、6年生は「心の授業」で自分の気持ちの伝え方について学習しました。

ほかほか言葉をイメージする活動では、温かさで満たされるようなクラスがよいと感じることができました。

ほかほか言葉をたくさん使いながら、自分の背中に貼られたシールの正体を探りながら仲間を見つけるゲームでは、「よろしく」「ありがとう」「同じ仲間だと思うよ」等の言葉が聞かれました。これから友達とのつながりを広げていくときに必要となる丁寧な言葉の使い方を考えることができました。

 

また、気持ちを伝える際には、強い言い方をするとちくちく言葉のぶつけ合いになること、反対に、弱い言い方をすると自分の心の中にもやもやが残ることを確認し、「自分も相手も尊重したバランスのよい話し方」の大切さを感じとりました。「み・かん・てい・いな」の言葉を手がかりに、自分も相手も尊重したバランスのよい話し方について、様々な表現の方法を学びました。

 

「み・かん・てい・いな」とは?

自分の気持ちと希望を素直に伝え、相手の協力を引き出すシンプルな話法です。

:見たこと・状況
かん:感じたこと
てい:提案
いな:否定されたときの代案、または可否を問う