むし歯と歯周病を予防するには

10月29日(木)2時間目

6年 体育(保健)

6年生は、これまでに「生活習慣病の予防」について学習をしています。
今日は、「病気の予防~自分と大切な人の健康を守ろう~」の学習の中で、
特に、虫歯と歯周病について取り上げました。

今日の課題は、「どのようなことに気を付けると、虫歯や歯周病を予防できるのだろう」です。
まず、養護教諭の岡本先生が、AさんとBさんの1日の生活チェック表を提示します。
Aさん:おやつに、グミ、ポテトチップス、チョコレートを食べた1日
Bさん:スポーツドリンクをずっと飲んでいた1日
この表を見て、虫歯や歯周病になる原因を見付け発表しました。

「1日に食べるおやつの量が多い」「糖分をとりすぎている」
「テレビで、スポーツドリンクには糖分が多いと言っていた。だから、体に悪い」
「スポーツドリンクを、ちょびちょびと飲んで、一日中飲んでいる感じがする」
様々な視点から、たくさんの原因が出ました。

そこで、むし歯や歯周病になる原因を自分で考えて、一人一人が付箋に書き込みます。

次に、グループでそれぞれの考えを出し合い、共通するキーワードを見付けます。
大きな台紙によく似た意見の付箋をまとめます。


自分と友達の考えを比べ、相談しながら考えを深めていきます。

グループごとに見えてきたキーワードと具体的な原因を発表します。
「量」AさんもBさんも糖分をとりすぎている。食べる量を決めていない。
「時間」長い時間をかけて、お菓子を食べたりスポーツドリンクを飲んだりしている。
「質」チョコやグミは歯に挟まりやすく、それがむし歯の原因になる。
「食べ方」よくかんでいないのではないかと考えられる。ちょびちょびと、ずっと食べている。
どの発表も、具体的で分かりやすく、思わずうなずいてしまう内容でした。

最後に、養護教諭の岡本先生が、子供たちの発表をまとめながら、専門的な話をします。

たいていの人の口の中には、ミュータンス菌がいて、砂糖を食べて酸を出すこと、この酸がむし歯や歯周病菌の原因になること、甘い物を食べる時間もむし歯や歯周病の原因となること等、資料を基に、さらに詳しい説明をしました。

振り返りでは、授業の前に書いた自分自身の生活チェック表を見直しました。
そして「飲み物やアイスは、長い時間をかけずに食べようと思いました」「歯周病は命に関わるから、今度から糖分をとり続けないようにします」と、今後の生活の仕方について考えた意見が出ました。

日々の行動の一つ一つが自分自身の健康をつくることは、分かってはいるのですが、
実践を続けるとなると、大人でも大変難しいことです。
病気の起こり方を理解した上で、生活の仕方を見直し、よりよい生活習慣を実践していきたいものです。