学習のまとめ「避難所シミュレーション」

9月25日(金)

4年 社会「自然災害からくらしを守る」

4年生は、地震からくらしを守るための仕組みについて、学習を進めてきました。
これまで、「家庭、学校、氷見市」の備えや取組について調べ、話合いを通して、分かったことがたくさんあったようです。
今日は、学習のまとめとして、「もしも、地震が起きたら…」というシミュレーションを行い、
自分ならどうするかを考える授業を行いました。
「地震が起きて、宮田小学校が避難所になりました。体育館には、300人が避難してきました。しかし、200人分しかお弁当が届きませんでした。あなたが、避難所の職員だったら、このお弁当をすぐに配りますか」
という質問です。

子供たちは、「はい:配る」「いいえ:配らない」のどちらかを決め、理由も考えます。
自分の意見は、タブレットに入力して送信します。

すると、即座に集計され、電子黒板に円グラフとして示されます。

アンケートの結果を基にした話合いでは、
「はい:配る」という考えの理由として、
「一家族に一つずつ配ればよい」
「地区ごとに配るとよいのでは」
「家から食べ物を持ってきていない人を優先にする」などの意見がでました。
「いいえ:配らない」という考えの理由としては、
「残り100人が食べられなくてかわいそう」
「あと100人分が届くのを待ってから配る」
「お弁当を大きな皿にのせて配給する」などの意見がでました。


いろいろな意見がありましたが、どんな場合でも、避難所ではみんなで助け合うこと(共助)が大切だということが分かりました。

今日の課題には、正解がありません。
自分で考え、選択したり判断したりすることが、ねらいです。
実際に大規模な災害が起こったときには、少ない情報で、素早く判断しなければならない状況が生まれます。
社会科での学習を生かして、自分たちのできることを、しっかりとした理由をもって判断し、実行することができる子供になってほしいと願います。