6年生 花鉢プレゼント訪問

9月21日(木)

6年生は総合的な学習の授業で、6月から花鉢を育ててきました。9月の敬老の日にあわせて、宮田地区に住んでおられる一人暮らしのお年寄りの方々にプレゼントするためです。花鉢に選んだ花は、ベゴニアです。ベゴニアには「幸福な日々」という花言葉があります。「お渡ししたお年寄りの皆さんが、花言葉のようにいつまでも幸福な毎日を過ごされますように・・・」と願いを込めて、花鉢の飾り付けや水やり、花がら摘み等のお世話をしてきました。

今年は記録的な夏の暑さで、枯れてしまったベゴニアもたくさんありましたが、様々な方のご協力もあり、宮田地区に住んでおられる一人暮らしのお年寄り70人分のベゴニアを用意することができました。今年はプレゼントする際に、例年通りのお手紙だけでなく、ベゴニアの取り扱い説明書を添えることにしました。育てる際に苦労したことや失敗談、インターネットで調べたことなど出し合い、お年寄りの方々に伝えたいことをまとめました。

 

毎年お世話をしていただいている和泉さんのトラックにベゴニアを積み込み、島尾地区と田子地区に分かれていよいよ花鉢プレゼント活動の開始です。

 

コロナ禍の中も、和泉さんを通して毎年ベコニアをお届けし続けることができましたが、子供たち自ら足を運んで直接お渡しするのは4年ぶりです。子供たちは地域の方と直接お会いできるこの日のことを、とても楽しみに待っていました。

 

待っていたのは子供たちだけではありませんでした。ご協力いただく社会福祉協議会の皆さんが、公民館で万全の準備を整えて笑顔で出迎えてくださいました。訪問先のお年寄りの皆さんも、「ベゴニアを置く場所を決めて待っていましたよ」「今年、選ばれてとっても光栄に思っています」「また会いに来てね」「6年生も勉強を頑張ってね」など、たくさんの言葉をかけてくださいました。

 

子供たちの振り返りから、「受け取られた方の嬉しさがこちらにも伝わってきて、来てよかったなと思った」「コロナウイルスの流行で花鉢プレゼント活動ができなかった先輩方の分も、思いを伝えられるように頑張った」「ハイタッチまでしてくださって、たくさん触れ合ったり、つながったりすることができて嬉しかった」「『あなたが小さい頃から知っているよ、大きくなったね』と声をかけていただいて、見守ってもらえていたんだという実感が湧いた」「活動前はお年寄りの方とつながることばかり考えていたけれど、活動を支えてくださった社会福祉協議会の方々とのつながりも大事だと思った」「地域の方とつながることの素晴らしさを知った。これからは、普段から積極的に挨拶をしたり、地域の行事に進んで参加したい」など、紹介しきれないくらいたくさんのことを学び取った花鉢プレゼント訪問となりました。

 

 

6年生にこのような機会をくださった皆様に、心から感謝いたします。ありがとうございました。そして、日頃からお世話になっている地域の皆さんのために6年生ができる精一杯のことを、これからの学習で考え続けていきます。