自分の力で粘り強く学習する・・・4年生

1月18日(水)1時間目社会・・・4年生

教科書で熊本県にある通潤橋という160年ほど前に造られた橋について学習しています。橋の作りを知ることから、丘の上にある台地に水を引いた先人の知恵について学んでいるところです。

 

今日の課題は、「当時の技術で水をもらさず遠くまで届けるために、どんな工夫をしたのだろう」です。4年生は、問題や課題が与えられると、経験から自分で予想したり考えたりすることが得意です。しかし、今日は憶測ではなく、教科書の資料から答えを読み取ることを課題としました。

4月の頃の子供たちだったら、「え、全然分からん」「先生、どこのページから探せばいいかヒントをください」「(横にいる友達に)ちょっとノート見せて写させて」「先生、ここ読んだけどどういう意味か分からん」等の声があふれていたことでしょう。しかし、今日は約20分の調べ学習の間、誰も喋ることなく、鉛筆を動かす音だけが聞こえていました。

たくさんの字を書くことに抵抗はありません。図を交えて分かりやすく伝えようと工夫しているノートも見られました。ぐっと集中できる雰囲気で落ち着いて学習できる喜びを、互いに感じた1コマでした。

 

写真にはありませんが、算数の学習もがんばっています。算数に苦手意識をもっている子供が多いのですが、「分かろう、分かりたい」という気持ちが学習の姿勢に表れるようになってきました。その熱意を受け止めて、友達をサポートしようとし、「みんなで分かるようになりたい、説明の仕方を工夫したい」と思う周りの子供たちの姿も大変立派です。

 

3学期の始業式の日、学級の目標として「3つの柱、10の具体目標」の話をしました。4年生として過ごすのもあと約40日。着実に高学年としての準備を進めていきたいと思います。